道路の下を行く!地下埋設水路を歩いてみた。

善光寺平土地改良区が管理する地下水路の入口

 普段皆さんが歩く道路の下には様々なものが埋まっています。

 ガス管や上下水道管、光ケーブルのような生活になくてはならないインフラ設備の他に、実は農業用水路の水路トンネル管が埋まっている場所があります。

 長野駅東口にある私たち善光寺平土地改良区の事務所の横にも犀川からの水を流す犀川幹線導水路が流れています。犀川幹線導水路は一部管理用に地表に水路が出ていますが、安茂里地区からその水路の殆どを地面の下を通る暗渠(あんきょ)と呼ばれる水路になっています。

 今回は長野市職員の方々とそんな犀川幹線導水路を調査したお話になります。
 1月19日に犀川幹線導水路の破損が無いか?を調査するために管の中を探索することになりました。

善光寺平土地改良区事務所横を流れる犀川幹線導水路の管理用開渠部分
水路トンネル入口

普段は田んぼに水を使わない冬の時期でも水路に水草が生えないように、またゴミがたまらないように水路に水を流しています。しかし、上流や下流で水路の工事が行われているタイミングで取水を止めることがあります。

 今回はそんな取水を止めている間に管に亀裂や穴が空いていないかを確認するために実際に水路の中に入っていきました。

トンネル入り口から巻き尺で長さを図りながら移動

 水路トンネルの入口は大体高さが150cmほどで、屈みながら中を歩いていきます。今回の目的地は入った場所から大体150mほどの場所になるため、巻き尺をつかって距離を測りながら移動します。

 この時の外の気温は0度前後でしたが水路トンネルの中は暖かく体感としては10度ぐらいです。写真の通り水が溜まっているために中は湿度が高くジメッとした空間です。 背を屈めながら歩くこと数分で目的地につきました。

 今回はこの水路トンネルの天井部分が破損しているのではないか?という話が持ち上がり調査しましたが、天井には破損も亀裂もなく問題ないことがわかりました。

 この犀川幹線導水路は安茂里から始まり各農業用水路に水を配水しながら最終的には「南八幡川」、そして、鶴賀消防署の近くで「北八幡川」に合流します。 せっかくなので少し先にある南八幡川の水門まで行ってみました。

 この写真は南八幡川へ水を流す水門になります。

 地表にはこのように水門を操作する制御盤があります。

 梅雨時期や台風の時期に大雨が降る場合は、長野市からの要請により農業用水の取水を一時的に止め、自動制御ができる制御盤のある水路については長野市河川課が水門を操作して水の流れをコントロールしています。

 今回は水路トンネル天井に破損箇所がなく調査が終わりました。破損があった場合は修繕を行うために動き出します。

 このように、冬場水の流れていない時期は普段入れない水路を調査する絶好の機会なのです。

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